定積分のSimpsonの近似公式は、
関数 f(x) を充分小さい区間に分割すれば、
その一つ一つの区間では、f(x) を2次関数で近似する事ができる
という理論を用いたものである。
実際、区分求積の解説は最初は長方形で近似し、
その改良版として、せいぜい、台形公式を紹介する程度であろう。
電子計算機を用いて定積分する時、不定積分が困難であれば、
区分求積によって計算されるのであるが、精度の良い近似として、
Simpsonの公式が用いられる。
このプログラムでは、関数:Xの4乗を0から1までの区間で
定積分しているが、僅か10分割で誤差は0.000001に留まっている。
以下はプログラムを実行させた時の出力。-----------------------
f(x)=x*x*x*x
a=0.0, b=1.0, n=10
Integral[a,b]f(x)=0.200001